物的そして心的準備

初めてのお子さんの誕生を待っている親となる方たちにとっては子どもの誕生はとても楽しみな事でしょう。しかしその後の育児に対して不安を持っている事と思われます。もちろんそれは当然の事で、人間は誰しも経験のない事については不安を感じるものだからです。それでも何人もの子どもを産み育てているという人たちがいるという事は育児は大変でもありますが、それ以上の何かを感じる事ができるという証なのではないでしょうか。もちろん何もしなくても育児はできるというほど優しいものではありません。
いろいろな準備をしたり、失敗をしたりそうした経験を積む事で子どももそして親も成長していく事ができるものだと思っています。その準備ですが、もちろん子どもが誕生するにあたってさまざまな育児のための物を用意することも大事です。最初は子どもが心地よく眠れる環境やそして刺激を受ける事ができるおもちゃ程度で良いと思われますが、子どもの成長とともに歩くようになったらどういう準備が、また少し大きくなったら好奇心を満たせるようなといったさまざまな物を準備したりする必要が出てきます。
またこうした目に見える物の準備とは別にもっと必要となるものとしては心の準備などがあります。育児に対する心構えとでも言うべきなのかもしれませんが、この世の中の事を何も知らない赤ちゃんを一人の大人へと見守り、導いていくのが親の役目です。そのような大事な役目を担っている親としてそして人間としてそれだけの心構えはもちろん必要と言えるでしょう。つまりこれら物的な準備とそして心的準備の両方が備わってこそ、しっかりとした育児ができるのではないでしょうか。
そのようなたいそうな事をと少しびっくりとしているかもしれませんが、それくらいの気持ちを持って欲しいという事なのです。親もまた人間ですし、もちろん未経験の事を行っていくのですから、立派な事などできないと思うでしょうけれども、大事なわが子を成長させるための努力を惜しまないで欲しい、そしていろいろと試行錯誤したりする事も是非して欲しいという願いでもあるのです。
育児とはそれだけの準備などの労力、心的苦労などをかけてもそれ以上の価値のある、そしてそれができる不思議なパワーを持ったものなのです。少し脅かしてしまったかもしれませんが、あまりうきうきとせず、かといって不安を感じるだけではなくて、子どもが産まれる前から、そしてそれ以降もその時に応じた準備を怠らないで欲しいのです。